2026/07/23 12:07

今日は「日本製のお洋服はどのくらいあると思いますか?」というお話をさせていただこうと思います。実はこの配信を撮った後に、主人から「日本製のお洋服はわずか1.1%」という記事のリンクが送られてきたので、このタイミングでお話しさせていただこうと思いました。
メイドインジャパンの本当の意味
日本製のお洋服というのは、生地が日本製であろうが海外製であろうが、日本で縫製をされれば「メイドインジャパン」と謳って販売できるのです。komofのように生地も日本、縫製も日本というお洋服は、もう限りなく少なくなっていて、国内のお洋服の中でも1%に満たないような状態になってしまっています。
先日、産地発ブランドさんの出版トークショーに行った時も、日本のいい技術が少なくなっているというお話がありました。織機で生地を織っていく技術が、だんだん受け継がれなくなってきているのです。
日本製の生地がなぜ使われなくなるのかというと、時間と手間をかけている分、生地自体も高くなってくるからです。生地の値段を抑えたいと思うと、やはり海外製の生地になっていってしまうのではないかなと私も思っています。
日本の生地の良さにこだわりたい
でも私はあえて、日本の技術の高さに惚れ込んでいます。ギチギチに高密度で織ることももちろんありますが、リネンなどはゆっくりとふんわりと生地を作り上げてくれるので、そういう良さをお客様に感じてもらいたいなと思うのです。
komofは「生地がすごくいいよね」とお客様によく言っていただけます。だからこれからも生地にこだわっていきたいなと思っています。こだわりはパターンや縫製、色合わせなどいろいろありますが、その一つが、やはりこの日本で作られるということの貴重さです。
日本に住んでいて、繊維の街で生まれた私としては、やはり生地にこだわっていきたいと思いますし、8月にまた浜松に帰って生地探しをしたいなと思っています。
1.1%という貴重な数字
もう少し前は4%、5%と言われてニュースになっていましたが、今となっては1.1%です。本当に貴重なメイドインジャパンのお洋服だなと思います。ただ、日本製のお洋服が1.1%あったとしても、生地が日本製とまでは書いていないので、そこは分からないところもあります。
それでも私は、日本製の生地にこだわっています。触った時に全然違うんですよね。生地の感じ、そのふわっと織り上げた感じ。細い糸になればなるほど、切れないようにゆっくりと繊細に織っていくのです。
よく「染め物ですか」と言われますが、生地は織物なんですよね。縦糸と横糸があって織っていく。お洋服でここまで知っている方はなかなかいないと思うので、だからこそ私は伝えていきたいですし、言葉だけでなく、お洋服を身に着けた時の感覚を感じてもらいたいと思っています。
天然素材が肌を守ってくれる
こんなに日本が暑くなってきて、毎日お洋服を着て過ごされていると思いますが、お洋服の素材に着目することはありますか。私はここまで気温が上がると、リネン以外は着られないなというくらい暑がりになってしまいました。
お家にいてもエアコンはかけますけれど、お洋服はもちろん、寝具も麻を敷いています。睡眠はすごく大事なので、夏に大事にしているところです。直接肌に触れるものは人それぞれですが、こだわることがその方の生き方にもなりますし、快適さもよりわかるのではないかなと思います。
リネンはチクチクするとおっしゃる方ももちろんいます。私のお客様でチクチクするという方はあまり聞かないのですが、肌の状態で合わないという方もいらっしゃると思います。それでも天然繊維は、肌を守ってくれるんですよね。摩擦で化繊は肌の皮が削れてしまうのです、細かいことを言うと。
シルクがいいとも言われますが、シルクは扱いにくかったりしますよね。だから私は天然繊維、天然素材を使っています。ガーゼももちろん綿100%で涼しいですが、この気温になってくると、リネンの涼しさを感じてしまうと、もう他のものは着られないなと私は思います。
貴重な日本の生地をお洋服とともに
日本のいい生地は、実はそんなに日本には出回らなくなってしまっていて、海外のビッグメゾンがそれを分かっていて、日本から仕入れていったりしているという声も聞きます。だからこそ、この貴重な日本の生地を、komofでは味わっていただきたいなと思っています。
生地の産地にこだわって、遠州織物だったり、近江(滋賀県近江)の麻だったり、遠州織りだったり、いろんな日本の生地の良さを、私はお洋服とともに伝えていきたいと思います。貴重な1%に入っていることにも誇りを持って、頑張っていきたいなと思います。
komof 鎌倉 | 40歳からはじめる天然素材のお洋服
komof鎌倉のお洋服は肌にやさしく安心して着られる素材にこだわり着心地を大切にしています
