2026/07/03 20:37

今日は、komofのブランド戦略について一つお話しさせていただこうと思います。
komof鎌倉という私のブランドは、今年で18年目に入りました。30代前半のときに独学で一人で立ち上げたブランドです。今では助けてくれる方や家族、お仕事をいただける会社様もいらっしゃって、本当にありがたいなと思っております。
同じものを作り続けるという戦略
私のブランド戦略の一つは、「同じものを作り続ける」ということです。ファッションというと、今年の流行のデザインは、流行のカラーは、と流行を追うのがファッションだという考え方もあり、それも一理あると思います。
でも私はあえてそこをやらず、同じものを作り続けるという戦略でkomofのブランドをずっと作り続けてきました。もともと私の性格上、人と同じことをするのがあまり好きではないので、自分のやってみたいことや、お客様に届けたいものを、他に流されず、自分の軸を持ってやっていきたいといつも思っているんです。
お客様の笑顔のために作る
誰にも喜んでもらえないものをひたすら作り続けているわけではありません。やはりお客様に喜んでいただくため、お客様の笑顔のために、何を作るかということは日々試行錯誤しています。
その上で、komofらしさというものを確立して、それを気に入っていただける方に来ていただく、というブランドなんですね。だから私自身は、バズりたいとか、急にブームが来てほしいということは一切求めていません。
一人ひとりのお客様に知っていただけたらいいなと思っていて、今日はこの方、明日はこの方という風に、komof展を1回1回重ねるごとにお客様が増えていってくださったら嬉しいなと思っています。バズるための制作や戦略は一切していません。
ブランドというのは、自分で「ブランドです」と名乗ってもいいのかもしれませんが、私はファンのお客様がいるかどうかでブランドと呼べるのではないかとずっと思っています。一人よがりに「私が作りたいものはこれです、買ってください」というものではないんですね。
着心地へのこだわり
すべての方に同じことができるとは思っていませんが、その方その方に合った楽しみ方をご提供できたらいいなと思っています。お客様に「着心地がいい」と思っていただきたいのですが、ただブカブカだから着心地がいい、ということではありません。
着心地というのは、腕の上げ下げ、しゃがんだり座ったり、階段を登り降りしたり、荷物を肩にかけたり、日々のいろんな動作の中でストレスを感じないということです。
また、生地の摩擦も大切です。お洋服を着ていると肌と洋服の間で摩擦が起きますが、それが大きいと静電気が起きたり、肌が痒くなったりすることもあります。そういった摩擦の負担を軽減する素材選びをしたり、糸や生地を染める材料にも気を配ったり。いろんなところに心を配ってお洋服を作ることが、私はすごく楽しいんです。
自信を持ってお届けできるものを
物価も上がり、洋服の値段も変わってきましたが、安かろう悪かろうというものは作りません。もちろん安くていいものもたくさんあると思いますが、値段ということではなく、私自身が自信を持ってお届けできるもの。私の中で厳選した生地から、研究し尽くしたパターンでお洋服を作る。それがkomofのブランド戦略かなと思います。
同じものを作り続け、売り続けていくというのは、実際に自分でやってみて、やはり難しい戦略だと思います。新しいものが好き、おしゃれは流行を追いたい、という方もたくさんいらっしゃることは存じ上げています。でも私のブランドはそこではなく、同じものを作り続けていくブランドなんです。
まずは30年、40年、50年と続けていきたいなと思っています。50年なんてできるのかなと思うこともありますが、やってみたいなと思ったら、やっている自分がいる気がするんです。続けられる限り、komof鎌倉を鎌倉の地で続けていきたいなと思います。
komof 鎌倉 | 40歳からはじめる天然素材のお洋服
komof鎌倉のお洋服は肌にやさしく安心して着られる素材にこだわり着心地を大切にしています
